アルマイトの脱脂について
製品に電気を流すためのラッキング作業が終わったら、製品の汚れを落とす工程に入ります。
現時点で製品には油等の汚れが付いた状態です。
この表面の油はアルミを加工する時や、腐食防止のために必要なものなのですが、アルマイトをするためには製品を綺麗な状態にしなければいけません。
そのために、まずは製品の汚れや油を落とす工程に入ります。
この最初の工程を「脱脂」と呼びます。
もし脱脂をせずに表面の汚れが残った状態でアルマイトをした場合、どうなるのでしょう。
その製品は不均一なアルマイトになり、さらには染色不良を起こすという不具合が発生してしまいます。
そのためアルマイトにおける脱脂工程はとても大事なのです。