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アルマイトの種類

アルマイトの種類

アルマイトは、アルミニウムの表面に酸化皮膜を形成し、耐食性や耐摩耗性、美観を高める表面処理です。カラーアルマイトや硬質アルマイトなどさまざまな種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。今回はアルマイトの主な種類と特徴を紹介します。

普通アルマイト(硫酸アルマイト)
一般的なアルマイト処理で、硫酸電解液を用いて処理する方法です。皮膜の厚さは通常5~20μm程度で、耐食性と装飾性のバランスが良いのが特徴です。処理後の皮膜は多孔質構造を持つため染料を吸着させやすく、黒・赤・青などさまざまな着色が可能です。そのため建築用サッシ、カメラ部品、家電外装などに広く使用されています。

硬質アルマイト(ハードアルマイト)
低温の硫酸浴や高電流密度で処理することで、通常よりも厚く硬い酸化皮膜を形成する方法です。皮膜厚は20~70μm程度で、硬度はHV400~500程度と非常に高く、耐摩耗性に優れます。摺動部品や機械部品など、摩耗が問題となる用途に適しており、シリンダー、航空機部品、精密機械部品などで利用されます。

カラーアルマイト(着色アルマイト)
アルマイト皮膜の多孔質構造を利用して染料や金属塩を吸着させ、色を付ける処理です。染料を使う「染色法」と、金属を析出させる「電解着色法」があります。装飾性が高いため、スマートフォン外装、建築パネル、日用品などで広く採用されています。弊社では染料を使用しております。

その他にもアルマイトの種類はありますが東信工業では普通アルマイトやカラーアルマイトをメインで対応しております(硬質アルマイトに関しまして、事前のご相談後、対応しております。)このようにアルマイト処理は、目的に応じて皮膜厚・硬度・色・機能を調整できる表面処理技術であり、アルミニウム製品の性能と寿命を大きく向上させる重要な加工技術となっています。必要に応じて、耐食性重視、耐摩耗性重視、装飾性重視など用途に応じた種類が選択されます。